CLECSキャリア支援センター代表の手塚芳晴と申します。
会社経営、大学非常勤講師傍ら、日本児童養護実践学会の理事を務めております。
社会人や学生を対象とした教育研修の仕事に携わっております。教育のテーマは、「元気と勇気と信頼の回復」であり、人が本来内面にもっている元気、勇気、美徳に気づき、自分らしく生きる生き方を支援することをモットーとしています。得意分野は、健全な自尊心の回復、前向きな生きかたの体得、豊かな人間関係を育むためのスキル(コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップなど)、ビジョン設定、職務スキル教育(問題解決、営業スキル、顧客対応スキル、プレゼンテーションスキル、ビジネスマナー、など)、キャリア形成支援、就職活動支援、などです。
教育の仕事に携わってから今年(2026年)で43年目になります。長年にわたり教育に携わることを通して、「人は断じて欠点だらけな無力な存在ではない。その可能性は、今の想像をはるかに超えて大きい」と言うことを学びました。いまは、そうした自分の内面にある偉大なる可能性に気づき、自ら引き出す応援ができるようになってきました。人が本当にそう生きたい生き方の後押しができるようになってきたと思っています。
私が培ってきた教育のスキルを、本当にそうしたたくましく自分らしく生きるための考え方、知識、スキル、働き方に関する教育を必要としている子ども、特に逆境を生きる子どもたちに惜しみなく提供していきたいと願っています。
いま、児童養護施設等で生活している子どもたちは、法的に18歳で施設を退所し、独立を迫られることになります。毎年おおよそ3万人の子どもたちが福祉から切り離され、その多くは独立を迫られます。18歳で住居環境を整え、就労し、新しい人間関係の中で人生を切り開いていくということは、とてつもなく高いハードルです。少なくとも私の18では、そうしたことを迫られても実現はできなかったと思います。
18歳で支援から切り離されることによって多くの困難に直面し、乗り越えることができずに挫折する子どもたちも少なくはありません。
近年問題となっている「闇バイト」なども、その脆弱さにつけ込む構造の一つです。これは若者個人の問題ではなく、支えるべき大人と社会全体の責任であると、私は考えています。
もしも、そのような子どもたちが、施設にいる段階から、生き方、考え方、働き方を学び、十分に準備を整えて自立し、自分らしく幸せな人生、新しい豊かな人間関係を切り拓く人生を生きるとしたら、彼らは困難に流されることなく、自分らしく力強い人生を歩むことができるはずです。同じ日本に生きて、困難に直面し、苦しんでいる子どもたちの助けとなることに使命感を感じています。
私が学び、実践してきた教育内容ならば、子どもたちに強くたくましく筋の通った生き方を伝えることができると考え、CLECSキャリア支援センターを立ち上げました。
CLECSは、児童養護施設等の子どもたちに対し、単発ではない「人生に伴走するキャリア支援」を提供する試みです。社会的養護施設等、退所者が、社会的な逆風にめげることなく、力強く立ち向かい、自分の道を開いてく、本当の意味での人生の応援をしていくことを志すものです。
施設等出身の子どもたちが、前向きに、たくましく職に就き、就労し、新しい人間関係を育み、社会人として活躍していくとしたら、どんなに素敵な未来が開かれることでしょう。逆に、3万人からの元気で有望な若者たちを大人たちの都合で没落させたとしたら、なんていう社会的損失、罪深いことでしょう。本企画は、そうした社会問題の解決のみならず、まったく新しい明るい社会展望を目指すものでもあります。
さらに、将来的に、高齢者・大学・地域を巻き込むことで、持続可能な子育て、豊かな人間関係づくりの社会的仕組みを構築していけたらと夢見ています。高齢者施設に入居している高齢者たちは、人生を通して多くを学んだ賢者でもあります。賢者と若者をメンター制度などでつなげることができたとしたら、その意義は、若者や高齢者、社会にとってはかり知れないものがあるはずです。
私は、そうした持続的成長の場、社会の豊かな関係性の構築も夢見ていきたいと志しています。
本企画へのご理解とご協力をお願いします。
CLECSキャリア支援センター
理事長
手塚 芳晴
